SNSでよく見かける 「日本語で考える癖があると、いつまで経っても英語は話せない。まずは日本語で考えないようにしよう」 というアドバイス。
あえて過激な言い方をすると、 私はこの助言はあまり役に立たないと思っています。
理由はシンプルで その言葉自体が、次の解決策を何も提示していないからです。 だから、日本語で考えないとは、解決に見えて 何も解決にならないんです。
日本語で考えない結果、何が起こるのか?
そもそも、 「日本語で考えない」とはどういう状態でしょうか。
多くの学習者に起きるのは、 口が止まること それだけです。
では、日本語で考える代わりに何をすればいいのでしょうか。
- 英語でとにかく考える?
- 英語で独り言を言う?
でも、よく考えてみてください。
英語が話せないから勉強しているのに、 英語で考えろと言われても、それ自体が無理な話です。
つまりこのアドバイスは、 「何をやめるか」は言っているけれど、 「何をすればいいか」は何も示していない指示なのです。
強い言葉ほど、人は従ってしまう
問題なのは、 この言葉が強くて断定的だという点です。
だからこそ、学習者の方は真面目に受け止めてしまい、 「日本語を介すること自体が悪い」と思い込んでしまう。
実際に、こういう相談は本当によくあります。
「瞬間英作文って日本語を介しますよね。 だから私は使わないって決めてるんです」
せっかく良質な教材を紹介しても、 「日本語が入る=ダメ」という思い込みで、 頭ごなしに拒否してしまうケースが少なくありません。
私たちはもう「大人脳」で学んでいる
私たちは子どもではありません。 大人の脳で英語を学んでいます。
だから、 日本語の助けを借りること自体は まったく問題ではありません。
実際、大人になって英語を習得した上級者の頭の中でも、 日本語が完全に消えているわけではありません。
上級者は「日本語を消している」のではない
上級者がやっているのは、
- 日本語で概念を考え
- それを高速で英語に変換している
ただそれだけです。
変換があまりにも速いので、 外から見ると 「英語で英語を考えている」 ように見えるだけ。
実際は、概念レベルでは日本語が使われています。
では、何をすればいいのか?
答えはとてもシンプルです。 英語の「意味の塊(チャンク)」を覚えること
これが、日本語→英語を高速回転させるための鍵なのです。
具体例:脳内で何が起きているか
例えば、
「もし助けが必要だったら教えて」
私は、即座に
Let me know if you need any help.
という文が浮かびます。
でもこれは、 「英語を英語で直接考えた結果」ではありません。
私の頭の中では、こんな処理が起きています。
- Let me know =「私に知らせて」という意味の塊
- 「〜だったら」 → if節を使う、と枠が浮かぶ
- need any help =「助けが必要」という意味の塊
これらの意味の塊を組み合わせているのです。
まとめ
- 「日本語で考えるな」は 学習者にとって少し不親切なアドバイス
- 日本語を消そうとすると、口が止まりやすい
- 大人は 日本語 → 意味の塊 → 英語 とという回路で話している
- 目指すべきは 日本語を排除することではなく、 英語の意味の塊を増やすこと
さて、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
英語学習において
「チャンク(意味の塊)が大切」
という点は、ここまでで十分に伝わったと思います。
そしてもう一つ大切なのが、
英語を聞いたときに「イメージ」が頭に浮かぶことです。
英語とイメージが結びつき始めると、
チャンクの解像度は一気に上がっていきます。
単なる言葉の暗記ではなく、
「感覚としてわかる英語」に近づいていくからです。
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難しい文法書が必要なことも、
辞書を引かなければならない場面があることも、
私自身よく分かっています。
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