先に結論を言うね。 あなたはこの6年後、英語で仕事をつくって、ひとりで生きていく力を手に入れる。
そして2026年2月。Gakkenから英語学習の本を出版する。
いまのあなたは、きっと信じないよね。
「無職で39歳。3歳の子どもがいて、 ここから人生を変えるなんて、そんなの無理でしょ」
そう思ってるはず。
うん、わかる。 正社員を辞めたばかりで、先はまったく見えない。 不安ばかりで、夜になると同じことを何度も考えてしまう。
だからお願いがある。 これから書くことは、信じられないことも、 正直、信じたくないことも含まれてる。 でも、少し落ち着いて聞いてほしい。
まずは、39歳で正社員の仕事を辞めてくれてありがとう。 あなたは逃げたんじゃない。 あのまま続けていたら、心のほうが先に壊れてた。
「育児と仕事の両立が限界で辞めた」
それも本当。 でもね、本当の本当は、 出産前みたいに英語を使って働けなくなった自分を、 少しずつ好きじゃなくなっていったことが、いちばん苦しかったんだよね。
ワーママのわがままだって言われるかもしれない。 でもあなたは、出産前にバリバリ働いていた自分が大好きだった。
社会の中で役割を果たしている感覚があって、「私が私でいられる理由」が、ちゃんとそこにあった。
それが、毎日の中で少しずつ消えていくのが、 ほんとうにつらかった。
子どもが熱を出す。 風邪をひく。 「今日から出席停止になりました」
そう言って、謝って、また謝って。
「お迎えが遅れてすみません」
保育園でも、何度も頭を下げた。
通勤は往復3時間。 家と保育園と職場を壁タッチみたいに行き来して、着いた瞬間、秒速で別の役割に切り替える。
やりがいはない。 終わりも見えない。
「いつまで、これを続ければいいんだろう」
この問いを、毎日、頭の中で回してたよね。 あなたには、いい先輩もいた。 本当に尊敬できる上司だった。 辞める決意を固めた日のこと、覚えてる?
子どもの入院。
退院して、やっと仕事に行けると思ったその日。 職場に、実家の母から電話が来た。
「おばあちゃんが、もう水を飲めなくなった。帰ってきて」
その瞬間、頭に浮かんだ言葉。
「もう有給がない。これ以上、どうやって休めって言うの?……」
その考えが出てきた自分に、あなた自身が一番ショックを受けたんだよね。
「私、いま、すごく醜い顔をしてる」
上司は言った。 「こういうのはお互い様。順番だからさ。早く帰りな。あとは任せて。」
40近い女が泣いたって、可愛くなんかない。 それでもあなたは、声を殺して泣いた。
ぐちゃぐちゃの化粧のまま、バスの吊り革につかまって ただ揺られながら、涙をぼたぼた流した。
あのとき、あなたは決めた。
これ以上、自分の心を失いたくないって。だから、辞めたんだよね。
辞めてから、あなたはこう考えた。
家の近くでできる仕事を探そう。自分のペースで、好きな英語で働こう。
頭の中は、こんな感じだった。 とりあえず、ブログを書いてみよう。 副収入くらいにはなるかもしれない。
育休中に実習頑張って 37で取った教員免許が活かせないかな。 私でも、英語の非常勤講師に今からなれるだろうか。
ブログとうまく組み合わせたら、月30万くらいにはならないかな。
でも、未経験で雇ってもらえる? 40目前だよ、もう無理じゃない?
そんな中で、コロナが広がった。 外に働きに出ることに、夫は難色を示したよね。
「非正規なのに、わざわざ今、 感染リスクを負わなくてもいいんじゃない?」
小さな娘。
隣に住む高齢の両親。
冷静に考えたら、夫の言うことは正しかった。 でも、心の中ではずっと葛藤してた。 履歴書を書いては捨て、同じことを考えては泣いた。
本当は、できる範囲でいいから挑戦したかった。 英語と私と社会の接点が、どうしても欲しかった。
でも、家から出られない私にできることは、ほんの少ししかなかった。 だからまず、ブログを書くことにした。
書いても書いても、1円にもならない記事を来る日も来る日も書いた。
それが100記事になった。
そんなとき、知人が言った。
「さなえさん、Twitter始めたらいいよ。文章うまいから。 1万人フォロワーだっていけるよ」
昔、小説家になりたかったんだよね、私。 だから文学部に入学もした。
「文章がうまい」って言葉は、正直うれしかった。
「そんなの、無理ですよ・・・!」
そう言いながら、Twitterで英語学習のアカウントを作った。
今思えば、センス最悪だった。
「公務員受験者向けの英語対策」
誰が見るんだよ、って話。 いいね1もつかない投稿を、ブログのように毎日続けた。
そんなある日、 ある人気英語発信者のポストに心を動かされて、 自分の人生と重ねた引用ポストを書いた。

驚くほど反応があった。 そこからあれよ、あれよと言う間に変化が起こり、 半径500mが生活圏だった専業主婦の私は、 Twitterを始めて半年後、 1万人にフォローされるアカウントになっていた。
強い言葉で畳みかけるように書いたポスト。 本当は誰よりも、私が一番そう信じたかった。
「年齢は関係ない。前に進むのみ」
皆を励ましているようで、一番励ましていたのは、自分自身だった。
現実にいる私は、ただの無職の39歳、一児の母。 一人で人生変えられるなんて思ってなかったから。
でもね。
1万人フォロワーがいても、人生は簡単には変わりませんでした。
最初にオンライン英語コーチングの仕事を 自分で始めてみようと、募集した日。
80件のDMに心躍ったのに、有料だとわかった瞬間、全員に断られた。 1万人に、私のことなんて必要ない、と言われた気がした。 笑い話にもならない黒歴史。
きっと、完璧主義のあなたのままだったら、ここで辞めていたと思う。
でも、後には引けなかった。 養わなきゃいけない子どもがいた。
そこから必死で学んだ。 師にコーチング技術の教えを乞い、弟子入りし、業務委託の話も受け、 何個も資格を取り、何百万というお金をかけて勉強した。
臆病なあなたが、ここまでできるなんて信じられないでしょう。
でもね、母一人子一人の不安は大きかったけれど、 娘がいなかったらここまで頑張れなかったと思うのです。
誰よりもかわいい、かわいい 私たちの小さな愛する娘のお陰で、私はここまで歩いてこられたと思うのです。
そして、生徒さんの実績はどんどん積み重なった。
1か月でTOEIC240点アップ!695点取得の外資系SEの30代女性。
2歳のお子さんがいる中、大躍進。
1.5か月でTOEIC805点達成!
大幅年収アップの 転職を果たし、リモートワーク環境を手に入れた40代女性。
小学二年生の子が、風邪ひいたら近くにいてあげられる環境も
手に入って、とてもうれしい、と彼女は微笑んだ。
かつての私と同じように悩んでいた人が、
かつての私のように、英語力を得たことで、 新しい世界へと、
一歩、人生をどんどん切り開いていった。
自分のことさえ、ままならなかった私が、そんなことを成し遂げられたなんて信じられる?
でも、現実に本当に、そういうことが起こったのです。
そして、リピートが絶えなくなった。
2020年から4年が経ち、事業は法人になった。
2024年1月、株式会社STORY設立、 私は私の小さな会社の、代表取締役になりました。
そして、今年、2026年2月。 Gakkenから本を出版します。
「ひとめでわかる!英語ビジュアルマップ」(Amazonリンク)

この本は、
6年間の発信と、20代の頃から言語学・英語教育を学び続けてきた、 私の20年分の蓄積でできている。
英語が苦手な人が、
「英語って、面白いかもしれない」
「自分の人生も、変えられるかもしれない」
そう思えるきっかけになるようにまとめた本です。
「6年後の私は、離婚協議中のシングルマザーだよ」
それを聞いたら、39歳のあなたは悲しむかな。
でもね、 「子どもの頃、小説家になりたかったよね」 「憧れてた“本”を、自分の名前で出せるんだよ」
そう言ったら、少しは喜んでくれるかな。 よく頑張った、って褒めてくれるでしょうか。
答え合わせは、私たちが90歳になった頃にしよう。
腰が曲がったおばあちゃんになって、目を閉じる直前に、 「ああ、楽しい人生だった」って、思えたら きっとこれが正解だったと思うのです。
だからね。 今年も、まだ走ろう。 一緒に、50年後。 答え合わせをしよう。
新しい人生を、決断してくれて、ありがとう。
ここまで読んでくださった皆さん、 私の第二子である著書が、間もなく全国の書店に並びます。
あなたの人生を次へと進める原動力になりますように。
「ひとめでわかる!英語ビジュアルマップ」(Amazonリンク)


