2年前の冬のこと、愛犬が突然庭で倒れた。
私が結婚する直前に出会い、一目惚れして家に迎えた愛犬チョコ。
夫との離婚を決心したこの年、 チョコが13歳になった年のことだった。
そういえば、2023年の夏の頃、 気付けば、チョコは寝てばかりだった。
隙あらば寝ていた。
「もうチョコも13歳。おばあちゃんだから、仕方ないよね。」
昨日まで元気だった。
私がパソコンで仕事をしている足元にやってきて、日向ぼっこをした。
だから、朝にチョコが息を吹き返して、 母が病院に連れていくことになった時も 呑気な私はこう思っていた。
「お母さんも大袈裟だな。早く帰ってくるんだよ。」
チョコの病気は心タンポナーデ、と言うことが分かった。
「これから通院が必要になるかもしれない。 大事をとって、一日だけ入院させるね。」
病院にいる母から電話が来ても、やっぱりこう思っていた。
「入院なんかしてないで、早く帰ってこないかな。」
早く帰ってこないかな。
夜8時、私が娘を風呂に入れてやっている時、 動物病院から一本の電話が入った。
「今日が峠です。」
本当に本当にその電話がかかってくる一秒前まで、 私は全然、そんな想像すらできてなかったのだ。
「呼吸器を外して、もう楽にしてやっていいか?」
電話越しの母の言葉に、 涙でうなずくしかできなかった。
離婚を決めた年だった、と言うのは冒頭でも言った通りだが、 奇しくも2023年12月17日、
当時の、私の英語コーチ人生で一大イベントだった サンクチュアリ出版での初のリアル講演が大盛況に終わり、

12月20日は2024年1月に設立する 株式会社の定款を完成させた直後のことだった。
娘を妹のように思ってか、いつも娘をついて回り、彼女に 私が近づくと、「近づくな」と言わんばかりに吠えて 守ってくれてたチョコ。
結婚、そして離婚。起業、そして株式会社設立。 私が次の旅立ちを きちんと終えるまで待っててくれたのかもしれません。
2020年、Twitterを始めた頃の私は、 顔出しするのが怖くてTwitterのアイコンをチョコにしていた。

ずっと、私を見守ってくれて 最後の最後まで背中を押してくれたチョコが
今度は主役になって、本になり、また私の次のステージへの 旅立ちを応援してくれます。
いよいよ、チョコが表紙の本が、 皆さんの街の書店に並び始めます。


