TOEIC800点のための勉強時間と難易度は?おすすめの参考書と勉強法【TOEIC985点取得コーチが解説】

こんにちは。TOEICコーチのきなこです。

即戦力で英語を使った仕事で活躍したい。

TOEIC800点取得できると、挑戦できる仕事の幅は格段に広がります。
海外営業や駐在などの応募も可能な点数です。

すでに中学英語も頭に入っていて、ある程度英語に慣れてきた方は、
TOEIC600点前後なら、毎日2時間勉強し、3か月間で十分狙える範囲です。

英語で活躍を目指す人は800点を目指しましょう!

こちらでは、800点を目指すためのPart全体のコツや勉強法、参考書などをご紹介します。


◆筆者きなこの英語に関する実績  

名古屋大学文学部言語学専攻
カナダ留学経験あり(1年半)
TOEIC985点取得
IELTS Overall7.0
Listening8.5 Reading 6.5 Writing 6.0 Speaking 6.5
 ※Readingでは最高8.0を得点

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プロフィール 【プロフィール】 伊藤 さなえ 万年600点台だった元公務員が26歳で退職し、カナダ留学 TOEI985点取得もリーマンショックで失職&婚約破棄自信を失い、パートから再起→憧...

目次

TOEIC800点のレベルとは

TOEIC主催団体であるIIBCが作成したProficiency Scaleなどを参考にすると、
下記のようなことが言えます。

TOEIC スコア特徴
730

800
英語力
・日常会話は800ほぼ完璧。
・業務上も大きな支障はない。
・語彙・文法・構文に誤りがあることもあるが、意思疎通ができる
資格としての有効度
海外駐在や英文事務などに挑戦できる

つまり、中上級のレベルになります。
実務的な英語能力があるとみなされるレベルです。

企業では730点以上から、昇進や海外駐在の条件になっているところもあります。

ここからは私の話をしましょう。

私はECCに通学し、同時にNHKラジオ英会話を毎日聞き、音読も重ね、
2年位で830点が取れるまでに成長しました。

私は当時、国立大学職員でしたが、このレベルになると、
業務上の会話も問題なくこなせました。

自分の伝えたいことをある程度、的確に発話することができました。

ただし、抽象度が高い議論をするには、
点数だけでなく、実践をある程度積まないと難しいでしょう。

TOEICレベルの把握方法

最近TOEICを受験していない人は、まずは模擬試験で自分のスコアを把握しましょう。
正確なレベル把握が勉強の方略を決める大事なポイントになってきます。

オススメの模試問題集はこちらです。

TOEIC 公式問題集

模試2回分が収録されています。
TOEIC公式スピーカーによる音声でリスニングができるので、本番に近い練習が可能です。

TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+ 究極のゼミシリーズ

模試が3回分収録されています。
語学教育で有名な「アルク」が出版している本で、
著者の「ヒロ前田先生」の解説動画が無料で見られます。

TOEIC対策:勉強時間の目安


TOEICスコア達成までの、目安の勉強時間は下記を参考にしてください。
縦軸が現在の点数、横軸が目標の点数になります。

 目標点数
現在の点数550650750850
450225h450h700h975h
550 225h450h725h
650  225h500h
750   275h

Saegusa(1985) 一部引用・日本語訳・単位を補記:
Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6

つまり、現在450点の人が850点を
目指すなら975時間勉強する必要がある、という意味になります。

一日3時間を毎日一年勉強したと仮定して、1095時間。

600点のところでも述べましたが、
中学英語がまだ完成していなければ、中学英語を固めるのが先です。

TOEIC800点対策:全体の勉強法

基本的な考え

700点を目指すまでは、繰り返し「全問を説かなくてもいい」と書きました。

800点レベル前後で、全問を解くことも視野に入ってきます。
これは人によって差があると思いますので、無理ない範囲で進めましょう。

全問目を通せなくても、十分800点は取得できます。

600点台を目指すの記事で解説したような、
「初めから捨ててしまう」問題は800点台に近づくにつれ、徐々に減らしていきます。

リスニング
「どうしても分からない」と焦る気持ちになってしまったら、一度気持ちを落ち着けて、次の問題へ心の準備をする時間にしましょう。

リーディング
単語などの知識が問われている問題で、単に分からない場合、思い切って捨て(当てずっぽうでマークし)ましょう。
確実に点が取れる問題に時間を使うのはこれまで通りです。
TOEIC高得点の最大のコツは集中力をいかに途切れさせないようにするかです。

なお、700点目標の記事を読んでいない場合は、念のため、確認をしてください。

隣接したレベルなので、あなたにとっての盲点が書かれているかもしれません。

問題文の読み方

スラッシュリーディングとは、
意味のかたまりごとに区切りを入れて、読みやすくするための方法です。
スラッシュとは「/」の記号のことを指します。

これを取り入れると、英語を語順のまま、理解する訓練となり、文を読むスピードがアップします。
例は下記のようになります。

I / had / a friend / who was / from Japan.

800点を目指すあなたも引き続き使ってください。

少しずつ、大きいかたまりで区切れるようになっていると、理想的です。

TOEIC800点を目指す!リスニングの勉強法(パート別)

リスニング全体
リスニング能力向上には、シャドーイングが一番効果的です。

リスニングは「音声知覚」、「意味理解」の順に処理が行われます。

シャドーイングは「音声知覚」の向上に効果が一番あるトレーニング方法です。

テキストを見ずに、音声にわずか遅れて読み上げるのがシャドーイングです。
まだ発音に慣れていない方は、
テキストを見ながら、音声と一緒に読み上げる
オーバーラッピングをやっていくのもよいですね。

オーバーラッピングにも音声知覚の向上の効果がありますが、
シャドーイングと比較すると、発音矯正により効果があるトレーニングです。

リスニングの過程は二つあると冒頭で言いましたが、
「意味理解」を速く行うために、必要なトレーニングもあります。

これが「速読」です。
きなこ式英語コーチングでは、学習者様の進度や理解度に合わせて
速読の導入時期を見極めていきます。

Part1

Part問題数時間
Part16問約3分

写真に該当する内容の英文を選択する問題です。

文字は全く印刷されていないので、質問文・選択肢ともに英語で聞き取ることになります。

基本的には大きな対策は不要です。
Part1に特有の英単語暗記が一番大切になりますが、
ここでは解き方のコツをお話していきます。

800点を目指す人は動詞の活用による意味の違いをきちんと理解しましょう。

例えば、700点突破の記事で「動作と状態」について書き、実例を挙げました。

この写真を描写する選択肢を考えるとします。

(A) He is standing by the window.
(B) He is hanging up the mobile phone.
(C) He has just started to talk over the phone.
(D) He is putting on his glasses.

正解は(A)です。
(B)、電話を切ろうとしているかどうか、写真では分かりません。
(C)、ちょうど話を始めたかどうかも判別がつきません。
(D)、メガネをかける動作をしていません。

(B)以外の現在進行形は「今、行われている最中のこと」
(B)の現在完了形は「動作を始めたばかりのこと」です。

時制とその意味をしっかり理解しましょう。
のちに紹介する参考書には、文法書も紹介しています。
文法書で「時制」、「受動態・能動態」の形と意味を、正確に理解しましょう。

写真に該当する内容の英文を選択する問題です。
文字は全く印刷されていないので、質問文・選択肢ともに英語で聞き取ることになります。

聞き取りの際は、特に、次の三点に注意を向けてください。

初めの名詞、次の動詞、2個目の名詞

SVOということです。

なぜ、SVOに注目すべきなのか、お話をします。
SVの形をとる動詞を自動詞、SVOの形を取る動詞を他動詞と呼びます。

英語の動詞は圧倒的に「自動詞 < 他動詞」が多いです。

ということは、SVOの文を聞く確率が高い、ということがいえます。

ですので、文の骨格であるSVOは最低でも聞き取る必要がありそうだ
という心積もりをしておいてください。

また、その視点で写真の人、物、動作を確認しておいてください。

なお、写真のパターン別だと、風景写真の方が少し難しい傾向にありますので、
当日、風景写真は落としてもよいか、という気持ちでやるのもよいですね。

ところで、Part1には「curb(縁石)、sidewalk(歩道)」などの頻出単語がありますが、
この単語がまだ曖昧だ、という方には
画像検索してイメージで叩き込むことをおススメします。

Part2

Part問題数時間
Part225問約9分

文字や写真は全く印刷されていません。
質問文に対応する「回答」を選択肢から選ぶ問題です。

質問文や選択肢を全て英語で聞き取ることになります。

まずは、パート全体の記事で基本技術を確認してください。

冒頭の一語を必ず聞き取ることや、質問文に出てきた音に似ているものや、同じものは避けましょう。

全体の記事でも、次のような普通の文(平叙文)は難易度が高いと書きました。
800点を目指す人は攻略していきたい分野です。

返答のパターンも様々だから、
問題文・選択肢の意味をきちんと理解しないと正解に辿り着けません。

難易度が高いパターン  

 

  • 文の始まりが疑問文でない
  • 文末も「aren’t you?」などで終わっていない

よくあるパターンは下記の通りです。
本番で戸惑わないよう、主だったものを頭に入れておきましょう。

基本的には、「絶対あり得ない」回答を消していく消去法で回答を導くのがオススメです。

❶報告に対してお礼
 I made a reservation at the French restaurant.
フランス料理のレストランを予約しました。

 Thank you for your assistance.
 手伝ってくれてありがとう。

❷問題に対して解決法
 He is always late for work.
彼はいつも遅刻するんだ。

 You should talk to your boss.
上司に言った方がいいよ。

❸指示に近い報告
I finally found an appropriate agent for us.
 やっとわが社にとって適切な仲介業者を見つけたよ。

Would you like me to contact them?
 私が連絡しましょうか?

また、質問文に対して正面から答えないパターンも難易度が高いです。

■Have you already finished your assignment?
 課題はもう終わった?

 回答例はこんなものが考えられます。

 Well, I did not have enough time.
 ええと、あんまり時間がなかったんだよね。
 (=まだ終わってない)

 How about you?
 君は?

■When is the next meeting scheduled for?
 次の会議はいつですか?

 Ask Bob.
 ボブに聞いてください。

当日、「答えが全く分からない」ことが起こっても、
悩みすぎず、適度なところでケリをつけ、気持ちを切り替えましょう。

集中力途切れると、特に引っかかりやすい問題です。

Part3

2人以上の会話形式の問題です。
1つの会話につき、3つ設問があります。

質問文に対応する「回答」を選択肢から選びます。
質問文および選択肢は印刷されています。

Part問題数時間
Part339問約17分

問題の先読み、設問から聞き取りポイントをつかむ
設問と会話の順番は一緒マークの仕方といった基本事項は
パート別の記事から押さえましょう。

登場人物の性別に注目して、聞くよう注意してください。

さて、聞き取りのポイントは、「❶特定の情報、❷会話の全体像」の2種類に分かれるとお話ししました。

「❷会話の全体像」の方が特定のキーワードを聞き漏らしても回答できるため、一般的には「得点しやすい=難易度が低い」です。

しかし、ピンポイントでたまたま聞き取った情報が「❶特定の情報」の選択肢につながることもあるので、ケースバイケースでもあります。

❶と❷のパターン別で、700点までで攻略できなかった、難易度高程度のものを得点していきましょう。

選択肢に「woman」とあれば女性、
「man」とあれば男性が、答えのヒントを話すことになります。

Part1や2と比べて、リスニング時間が長いため、
途中で集中力が切れてしまう人もいます。

本番直前になっても集中力が切れてしまう状態だったら、
思い切って「設問1と2だけ確実に答える」と割り切ってもよいでしょう。

さて、聞き取りのポイントは、パート別の記事で
「❶特定の情報、❷会話の全体像」の2種類に分かれると全体の記事でお話ししました。

❷会話の全体像」の方が特定のキーワードを聞き漏らしても回答できるため、
一般的には「得点しやすい=難易度が低い」です。

しかし、ピンポイントでたまたま聞き取った情報が
「❶特定の情報」の選択肢につながることもあるので、ケースバイケースでもあります。

以下、きなこの主観も入りますが、パターン別難易度の高低です。

難易度が低いものを、確実に得点できるようにしましょう。

特定の情報

次の行動を尋ねるパターンは、問題文で答えそのものが出て来る訳ではなく、推測が必要になるため、難易度が高いです。

また、問題文の後半にヒントが出て来ることが多いので、集中力も欠けがちです。

会話の中の「Will」や「Be going to」といった未来を表す会話に注目しましょう。

下記のような質問例が該当します。

・What will the woman/man do next?
・What will happen next?

会話の全体像

図表問題は会話の情報と、印字されている情報を組み合わせて答える設問で難易度が高いです。

例えば、下記のような価格表やメニュー表が記載されているとします。
会話を聞き取って、「話者が何を注文するか答える」といったことが想定されます。

SizePrice
S10$
M15$
L20$

その他に地図(配置図)を見て、正しい図上の位置を答えるといった問題もあります。

位置関係を示す表現を覚えておくと便利です。

Part4

Part問題数時間
Part430問約16分

1人がスピーチする形式の問題です。
1つのスピーチにつき、3つの設問があります。

質問文に対応する「回答」を選択肢から選びます。
質問文および選択肢は印刷されています。

まずは、基本技術を確認してください。

基本対策はPart3と同様ですので、同じことを気を付けてください。

700点までで攻略できなかった、難易度高程度のものを得点していきましょう。

特定の情報

こちらでも、次の行動を問う問題が800点のポイントです。

打ち合わせなどの場面であれば、従来からの変更点に注目してみましょう。
ツアーガイドの問題であれば旅程の順序を理解していく必要があります。

会話の全体像

こちらのパートでも、図表問題が取り上げられます。

例えば、下記のように発表者の順番と時間が書かれた表があり、○番目の発表者を答えたりします。

Mr. Burton 13:00-13:30
Ms. White13:30-14:00
Break14:00-14:10
Mr. Donald14:10-14:40

ヒントが会話全体に散らばっています。
Break(休憩)を起点としてヒントが出ることもあるので、気を付けましょう。

TOEIC800点を目指す!リーディングの勉強法

リーディング全体

リーディング対策は次の3つの力を上げる必要があります。

❶文法力
演習を通して身に付けていくのが効率的です。
文法問題を解きながら、分からないところがあれば、文法書で辞書のように調べます。

❷語彙力
語彙力は次の方法で鍛えることができます。
 語源で覚える → 体系的な理解が進む
 文脈で覚える → 理解が定着する

❸読解力
読解力を上げるには次の3つが決め手です。
 語彙力アップ
 ディスコースマーカー(主に接続詞)の役割を覚える
 英語は初めの文が重要と理解する

加えて、繰り返し英文を読む練習や問題形式に慣れる練習が必要です。

Part5

Part問題数時間配分目安
Part530問10分

穴埋めの箇所を選択肢から選ぶ、いわゆる「文法問題」です。

Part5の対策記事や、700点を目指すためのPart5対策記事では
全文を読まないことがコツとして挙げられていました。

しかし、ここには盲点があります。
上級者用に「全文読まない人への引っ掛け問題」も存在します。

700点位までは、そのテクニックで構いませんが、
800点以上を目指す方、特に文法に強い方は、
全体の文法構造を掴むまで気を付けて読むことを心掛けてください。

例えば、次のような問題です。

Randomly _ _ _ baggage at the entrance is a procedure required by regulations of the amusement park.

(A)checked
(B)checking
(C)will be checked
(D)has checked

副詞と名詞の間だから、受け身となるので、正解はAです。

entranceの後をよく見ると、「is」で繋がれています。

Randomly _ _ _ baggage at the entrance is a procedure required by regulations of the amusement park.

SVCの構文です。

さて、「○○は手続きである」
(A)が答えだとすると、
「入口でランダムにチェックされた荷物は手続き」?

おかしいですよね。

正解は動名詞の(B)。
「入口で荷物をランダムにチェックすることは遊園地の規則で求められた手続きである」

この例では、isの手前で答えを出すのではなく、
全体の文法構造を把握できる、procedureまでは読みます。

Part6

Part問題数時間配分目安
Part616問(4題)10分

1題(文書)に4問設問があります。
文法問題と長文問題が融合した形式です。

基本対策はPart5とPart7の対策ができていれば、特段不要です。

敢えて必要だとすれば、
700点までは難易度が高いため、パスしていた❸はPart6に特有の問題になるため、
少しずつ挑戦していきましょう。

❶一文で判断できる型
 前置詞、接続詞、品詞、関係代名詞
  
❷一文で判断できない型
 接続詞、代名詞、語彙、動詞の形
 
❸文章挿入型
 空欄に入る文章を選ぶ
 空欄の位置は文頭、文中、文後の3パターン

❸文章挿入型
特に、文中の穴あきは、一番難易度が高いので、
まずは文頭、文後を優先して練習しましょう。

ヒントとして注目するポイントは、主に下記の3点です。

・同じ意味の単語の言い換えがないか
・Howeverや In additionなど
論理の流れを示すディスコースマーカー
(分からない人は「接続詞」でイメージを)
・thisなどの指示詞が何を示しているか
ディスコースマーカーとTOEICのリーディングパートについて、
詳しくこちらで書いています。

Part7

Part問題数時間配分目安
Part754問(15題)55分

長文が1~3個並んでいて、長文に対する設問に答える問題です。
なお、ここで「題」とは、トリプルパッセージ(3文書の形式)でも1題と数えます。
1題に2~5個設問が置かれています。

基本事項はしっかりこちらで押さえてください。

基本事項❶~❺はしっかりこちらで押さえてください。

❶設問から読む
❷設問と問題文の順番はだいたい一緒
❸スラッシュリーディングを使う
❹接続詞などの働きで話の流れを読む
❺英語は初めの文に注目

構成別のポイント

600点を目指す頃は
文量が少なくて、設問数が多い問題から解くこと
をオススメしました。

800点を目指す段階では順番に黙々と解き、集中力を持続させることをオススメします。

逆算して残り時間を少なく感じたら、
「文量が少なく設問数が多い問題から解く」視点を入れてみてください。

ギリギリの時間で、この視点を入れると、
焦って効率が良い問題を選ぶのにも時間がかかってしまうことがあります。
残り時間はある程度余裕を見ましょう。

トピック別のポイント

記事タイプのものは他と比べて難易度が高いです。

多くの演習問題に触れ、読解力を上げていってください。
また、語彙を増やすことも重要です。

問題パターン別のポイント

下記の3つは、内容把握や語彙を尋ねる問題に比べると、回答に時間がかかります。

概要把握
文挿入
NOT
「概要把握<文挿入<NOT」の順に、回答に時間がかかる傾向にあります。

ですので、700点を目指した時と同様、概要把握・・・の順に、優先度を上げて基本対策をしましょう。

私は個人的には文挿入型が一番苦手ですが・・・好みもあるので、その辺りは調整をしてくださいね。

TOEIC800点を目指す!参考書と勉強法

TOEIC800点を目指すための参考書

800点を目指す人は、必要最小限の参考書で構いません。

500点や600点を目指す頃は、公式問題集を解く体力もまだないので、
分野別の問題集なども紹介しました。
800点を目指すレベルのあなたは、そういう必要は基本的にないでしょう。

本番さながらのレベルで回数をこなす段階に入ったと言えます。

TOEIC全体

TOEICノウハウ関係
❶TOEIC L&Rテスト直前の技術

スコアが上がりやすい学習の順番など、知らなかったら損をする技術が満載です。
私もこの参考書のおかげで895点から985点まで1か月でスコアアップしました。

TOEIC模試系
TOEIC 公式問題集
 TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+ 究極のゼミシリーズ

レベル別把握のところでお話したように、
こちらの問題集がオススメになります。

単語帳
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

こちらも、Amazon英語の単語・熟語カテゴリーで1位の書籍です。
派生語がシンプルにまとまっていて、分かりやすく、使いやすいです。

600点から990点まで対応しています。

見開きで左に英語の表現例、右に単語例が載っているので、
文脈からインプットすることもできます。

また、書籍の出版社朝日新聞出版のサイトで音声がダウンロードできます。


文法書

Forest

Amazonでは英文法・語法ランキングの3位の定番です。
高校で使っていた、という方も多いのではないでしょうか。
文法が苦手という人は辞書代わりに置いておくと安心です。

単語は中学レベルのもので書かれているので、大変分かりやすく、イラスト・図解が豊富です。

公式問題集などで分からない文法が出てきた時の辞書の役割を果たしてくれます。

リスニング対策

リスニング力向上のためにシャドーイングを行う場合、
究極の模試や公式問題集ーPart3、4を使っていきましょう。

Part2に関しては、英文を一時停止をして何も見ず、
発声するリピーティングをやっていくと、
短期記憶に留められる記憶力が磨かれます。

リーディング対策

文法演習

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

AmazonでTOEIC文法関連書籍の1位を獲得している本です。
必要な文法解説がシンプルに図でまとまっていて分かりやすいです。

でる1000問の名の通り、圧倒的なボリュームの演習量があります。

TOEIC800点対策:勉強法と参考書まとめ

800点を目指す人のための、TOEICの対策についてまとめました。

TOEIC800点のレベルとは

TOEIC
スコア
特徴
730
~
800
英語力 
日常会話は800ほぼ完璧。
業務上も大きな支障はない。

語彙・文法・構文に誤りがあることもあるが、意思疎通ができる

資格としての有効度
・海外駐在や英文事務などに挑戦できる

TOEIC800点対策:全体の勉強法

基本的な考え

全問解くことを目指せるレベルであるが
全部目を通せなくても十分800点は取得できる

視野に入れて練習を始めること

・リスニング

「どうしても分からない」と焦る気持ちになってしまったら、
一度気持ちを落ち着けて、次の問題へ心の準備をする時間にしましょう。

・リーディング

単語などの知識が問われている問題で、
単に分からない場合、思い切って捨て(当てずっぽうでマークし)ましょう。

問題文の読み方

スラッシュリーディング:
意味のかたまりごとに区切りを入れて、読みやすくするための方法

引き続き活用すると◎

TOEIC800点対策:リスニングの勉強法(パート別)

リスニング全体

シャドーイングを中心に「音声知覚の向上」を心がける。

Part1

基本的に対策は不要。

動詞の活用(時制/受動態・能動態)による
意味の違いを正確に文法書で理解する

Part2

■難易度が高いパターンの正答率を上げる

下記のような平叙文が問題文のパターン

・文の始まりが疑問文でない
・文末も「aren’t you?」などで終わっていない

全体の記事でも、次のような普通の文(平叙文)は難易度が高いと書きました。
800点を目指す人は攻略していきたい分野です。

・文の始まりが疑問文でない
・文末も「aren’t you?」などで終わっていない

基本的には、「絶対あり得ない」回答を消していく
消去法で回答を導くのがオススメ

よくあるパターン

❶報告に対してお礼
 I made a reservation at the French restaurant.
Thank you for your assistance.
 
❷問題に対して解決法
 He is always late for work.
You should talk to your boss.

❸指示に近い報告
I finally found an appropriate agent for us.
Would you like me to contact them?

質問文に対して正面から答えないパターンも気を付ける

■Have you already finished your assignment?
 Well, I did not have enough time.
 
 How about you?
 
■When is the next meeting scheduled for?
 Ask Bob.

Part3

難易度が高いものの正答率をあげる

■特定の情報

次の行動を尋ねるパターン
→会話の中の未来を表す会話に注目

下記のような質問例

・What will the woman/man do next?
・What will happen next?

■会話の全体像

図表問題
価格表やメニュー表、地図(配置図)など
配置図に関しては位置関係を示す表現を覚えておくと便利

Part4

基本対策はPart3と同様

■特定の情報

次の行動を問う問題が800点のポイント

打ち合わせなどの場面
 →従来からの変更点に注目
ツアーガイドの場面
 →旅程の順序を理解

■会話の全体像
図表問題
ヒントが会話全体に散らばっている

リーディング全体

❶文法力
文法問題を解きながら、分からないところがあれば、
文法書で辞書のように調べる

❷語彙力
語彙力は次の方法で鍛える
 語源で覚える → 体系的な理解が進む
 文脈で覚える → 理解が定着する

❸読解力
読解力を上げるには次の3つが決め手
 語彙力アップ
 ディスコースマーカーの役割を覚える
 英語は初めの文が重要と理解する

Part5

基本的には「問題文を全部読むかどうか、パターンに分けて対処」
というテクニックを使用するが
全体の文法構造を掴むまで気を付けて読むことを心掛ける

Part6
基本的に特別な対策は不要
難易度の高い「文章挿入型」も得点率を上げる
 
 空欄に入る文章を選ぶ
 空欄の位置は文頭、文中、文後の3パターン

まずは文頭、文後を優先して練習
ヒント3点

同じ意味の単語の言い換えがないか
Howeverや In additionなど
論理の流れを示すディスコースマーカー
(分からない人は「接続詞」でイメージを)
thisなどの指示詞が何を示しているか


Part7

■構成別のポイント
基本的には、問題順の通りに解き、問題に集中する
時間が足りなくなってきた場合、
文量が少なくて、設問数が多い問題を優先して解く

■トピック別のポイント

記事タイプのものの正答率を上げる
多くの演習問題に触れ、読解力を上げ
語彙を増やすことも心掛ける

■問題パターン別のポイント

・概要把握
・文挿入
・NOT

「概要把握<文挿入<NOT」の順に
回答に時間がかかるため、
概要把握・・・の順に、優先度を上げて対策

語彙問題は分からない単語だったら、即見切りを伸び止まったTOEICがやっと上がりました。

800点を取得できれば、英語を使った仕事の即戦力という
イメージを企業には持たれることが多いです。

ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。

また、これから英語が苦手だ、英語をやり直したいという方も
大体一日3時間1年位勉強すれば、
目指せる数字だということが分かりました。

TOEICの勉強を始める前に、中学英語文法を復習した方が
いい場合もあるということもお伝えしましたね。

まず、ご自身の現在地を見極めた上で、
勉強を進めていけば非現実的な目標ではないということが分かりました。

600点を取得できれば、英語の基礎体力が付いてきている証拠です。

英語を使った仕事にもエントリーできる600点。
継続して努力していけば、800点も夢ではありません。

ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。

それでも、独学の不安が消えないあなたに。

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